第6回

寝違え

首だけにとらわれず,肩甲骨周辺や腕の筋肉から状態を確認します.

朝起きたら首が痛くて動かせない. たぶんほとんどの方が経験している事でしょう. かく言う私自身も経験しております. そんな時は自分で自分の首を施術します.

…と,言うのは嘘です.

自分が痛めた時にどうするのかという質問はよくされますが,どうにもならないと答えます.

首の痛みなら手が届くのだからどうにかしようもありそうなものですが,施術ポイントは首ではないのです.

痛みが走る方向によっても違うのですが,施術は概ね次のように行います.

まず肩甲骨の間にある筋肉を静かに緩め,次に腕の筋肉なども緩めます.

首に直接触れるのは最後です.

そして状態を慎重に確認しながら,可能な状態であれば頚椎の6番,7番,胸椎の1番を矯正します.

ガリガリと首を強く揉みほぐすような行為は避けてください.直後は楽に感じても,後で痛みが強まる場合があります.

また,痛みが強い時は,浴槽に長く浸かることを避けた方が無難です.温まっている時は気持ちが良くても,入浴後に痛みが戻ったり,強まったりする場合があります.

できれば短時間のシャワーだけで済ませるのが良いでしょう.

さらに付け加えるなら,症状が落ち着くまではアルコールも控えることをおすすめします.

余談ですが,不思議なことに寝違えは流行ります.もしかしたら気温の変化と関係があるのかもしれません. 1人寝違えを起こした方が来院されると,その一週間ほどの間に立て続けに数人来院されることがよくあります.

どうか皆さん,冷えには充分に注意してください.