座った姿勢から立ち上がる時や階段の上り下りで膝が痛みませんか?
膝の軟骨が擦り減っているのだから仕方がないと諦めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でもちょっと待ってください。
膝の痛みは股関節の可動域を調整することで改善する場合が非常に多いのです。
試しにあぐらをかいてみてください。
どちらかの股関節が開きにくくないでしょうか。
そして膝が痛むのはそちらの脚ではないですか。
反対の方が痛いとおっしゃる人もいると思いますが、その場合、以前はそちらの方に痛みがあったのではないでしょうか?
もし、これらの症状があてはまるとしたら、股関節を治すことであなたの膝の痛みはもっと良くなることが期待できます。
治療は、股関節周囲の筋肉を緩める事から始めます。
「股関節」と聞くと、股の付け根の部分。つまり、ビートたけしさんの“コマネチ!”というギャグでお馴染みの部分だけを想像される方が多いようですが、大腿骨がはまっている部位を、ぐるりと一周すべてが股関節です。
ですから、最初はうつぶせで殿部の筋肉から緩めてゆきます。
さらに、腰部や骨盤に対する種々の必要な操作を行います。
そして、仰向けでの矯正操作などを行います。
以上が、代表的な施術の手順です。
もちろん一口に「膝の痛み」といっても、他にも色々な症状があり、原因も異なりますので、個々の症状に応じた治療を組み合わせて行ってゆきます。